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ピチッピチッ……
鳥たちはアカシアの木に止まり、朝の情報交換に何かと忙しかった。 穏やかな日差しは魔女の館にも届いていた。 「おはようございます。清清しい朝でございますな。 ソル婆、お加減は如何ですか?もしご気分が良ければ、 私、ホップめが朝の散歩をエスコート致しますが……」 昨夜、ソル婆が早々に寝入ったのを確認すると、 ホップ、ジュピター、ラビトを交えて、 ルナの一件について事態の打開をすべく、 ちょっとした話し合いをしていた。 「ホップ、どうしたものかねー。 お前さんの知恵袋には何か入っていないかい? 私らは、それに期待するしかなくて…… 何せ誰も経験したことが無いことだからねー」 少し俯きながら、ジュピターが口火を切った。 「まずはレコードの修復ですなー。 これは根気が要りますが、 全ての欠片をジグソーパズルの様に並べれば、 まずは大丈夫だと思いますが…… 恐らく微細な欠片までは回収出来ていないでしょう。 その部分をどうやって埋めるのか…… なんにしても大仕事にございますなー」 さすがの冷静なホップも今回ばかりは、 沈痛な面持ちであった。 「そうかー。ホップでも難しいかのー。 でも『三人寄れば文殊の知恵』という言葉もある。 色んな方向から考えていこうじゃないか…… それに『急いては事を仕損じる』と言うし…… じっくり構えていこうじゃないか!」 そう決意表明をするジュピターであった。 「そうでございますな。 まずはソル婆に気づかれないように。 皆様、そういう認識で……明日から参りましょう!」 ラビトの力強い言葉の後、皆、それぞれ床へと就いた。 「調子は絶好調さ! グッスリ眠っていたからね。 よし! ホップと散歩に繰り出そうかね。はははは……」 ソル婆の足取りは実に軽やかであった。 テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学 |
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