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「ははは……その後、どうなったのさ?
そのカワイイ子は、戻ってこなかったのかい?」 ソル婆は、自分も一緒に旅をしている気分になって、 ホップの淡い恋物語に夢中になっていた。 「そうですなー。私の気持ちに気が付かないまま、 何処かへ消えたのですよ。まぁ縁があれば、 運命の糸は繋がっているでしょうが。 希望は捨てませんが、また新しい出会いというやつも、 楽しみにしているんですよ、私は! あっ……気が多いだなんて思わないで下さいね」 ホップは、玄関に入った時から、 何か不穏な空気を察知していた。 さっきのジュピターとラビトの行動。 それに…… 虚ろな目をしてソファーに腰掛けていた少女。 その事が頭の中に引っかかっていたが、 努めて笑みを絶やさなかった。 「その釘を刺した言い方が何より怪しいねー。 若いうちに色々経験はしておくものさ。 その何もかもが、その後の自分の栄養になるというもの。 この婆だって……若い頃はモテたものさ! まっ……証明する者は誰も居ないわけだが…… ははは……」 「しかと心に刻んでおきましょう! ははは……」 ソル婆はホップの話の世界で、 自由に楽しく語らっていた。 そこへラビトとジュピターが、 二階の寝室から静かに下りて来た。 テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学 |
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